IUスキークラブとは

IUスキークラブとは

IUスキークラブは茨城県内を中心に会員79名の団体です。有資格者(SAJ指導員31名、SAJ準指導員22名)も多く、技術向上や、バッチ検定、正・準指導員検定に向けての講習会を中心に、競技、クロスカントリー、スノーボードなどを茨城県内を6つの支部に分けて活動しています。会員だけで楽しむのではなく、家族、お友達、同僚、親戚、恋人くるまがない人、雪道の運転が苦手な人、そのほかスキーをしたい人みんなを受け入れてしまうクラブです。IU(アイユー)とは、茨城大学
Ibaraki Univercity の略です。当初、スキー技術の研究とそれを通しての会員相互の親睦を目的として、茨城大学卒業生、在校生で組織されたことからこの名称がついています。現在は卒業生、在校生以外の会員も多く在籍しています

ロゴマーク


ワッペン・バッチ・ネクタイピンを作ることになりましたが、そのデザイン等のことで、幹事会の際もみにもんだ結果、できあがったようなものになりました。最初は筑波山にちなんだ四六のがまではどうだろうか、あるいは、コルゲンコーワもデザインを工夫すれば良いものが出来上がるだろう。<br>
 セロリの案もよいデザインにすれば、ユニークなものができるだろうなど、いずれも猫に鈴をつけるような相談でまとまりませんでした。<br>
 ふと思い出されたのは、実業之日本社から出された現代スキー企業5の「スキー発達史」に出ていたスキーの男神「ウル」のことです。早速転写し、検討したところ賛同を得られましたので、鈴木カメ氏、中氏並びに奥方達が知恵を出し合いデザイン化しました。

スキー神ウル

 ウルは弓矢の道、スキーにかけては並ぶもののない名手である。その鎧甲に身を固めた姿は、また、比類なく美しく、凜々しかった。試合のたびに人々は彼の助けを求めるのだった。ウルは、ギリシャ神話アポロンにも比すべき北方の美しい神であり、スキー、狩猟、そして戦いの神である。売るの履いているスキーは右と左が別々に描かれている。一方の足には長くて細い鬟板をつけ、他方の足には短く、幅が広く裏には毛皮が貼り付けてある板をつけている。つまり、毛皮を張った片方の足で蹴り、細い方で滑る。山野をはせまわるのに都合よく考えられてある。すなわち、「北方型」のスキーを履いているのである。当時はスキーではなく、雪靴と呼ばれていた。その雪靴の作り手は、秋にはかたちを作り、湯に掘り冬に彫り、雪靴の裏に貼る皮は、カワウソ、赤キツネ等が使われ、さらにトナカイの脂肪がぬられた。北欧の神話、伝承「新エッダ」「カレワラ」からの抜粋による現代はウルのようなスキーではありませんが、神様にあやかるべくいつまでも愛用されるIUスキークラブのトレードマークにしたいものです。
*「セロリ」13号 20周年記念号 昭和50年12月24日発行より抜粋。
*本文およびロゴの写真はIUSC宇佐美氏のHPより引用したものです。